【ハワイ情報ブログ】パスポート紛失&対応方法

 

海外旅行に1番忘れてはいけない持ち物、それは「パスポート」ですよね。空港で必ず必要になります。

旅先に着いた後の現地では、パスポート原本を、旅行中も持ち歩いていた方がいいと言われてる所もあります。

 

ハワイでは、私の経験上では、パスポートのコピーや免許証でOKの事が多く、原本が必要になった場面はありません。その為、今は原本を持ち歩く事はしていません。

しかし、初めてハワイに行った時はわからなかったので、原本を持ち歩いていました。それまで他の旅行先でも、何度も原本を持ち歩いていた経験があったので、それ自体に特に抵抗はありませんでした。

当時、20代前半だったこともあり、年齢を確認される事も多かったです。きっとこの時も、パスポートのコピーか免許証で良かったのかもしれませんが、原本を持っていたので提示していました。

 

そして、何が起こったかというと、そのパスポートを落としてしまったのです!!!

 

パスポート紛失事件

それは夜の10時半過ぎに起こりました。

ABCストアで買い物を済ませて、カラカウア通りに出ました。そこでお財布をカバンにしまったのですが、財布のすぐ横にしまっていたパスポートがない事に気がつきました。いつもそこにしまっていたので、財布を使った時には、パスポートがあるかどうか確認する癖がついていたのです。その為、異変にはすぐに気づいたのです。

その場でカバンの中を探しましたが、とても小さなバックで、財布+パスポート+ケータイ+小さな化粧品くらいしか入れていなく、無いことは明らかでした。

「アレ?落とした?」と思って、すぐにABCストアへ行きました。が、店員さんに聞いても無いと言われ、「どーしよー!」と焦りだします。

 

初めてもハワイ。しかも別の記事で書いていますが、ホテルでもトラブルにあっていました。なんか散々です。

友人から、「もしかしたら、ホテルにあるのかもしれないから、一旦戻って探してみよう」と言われ、戻って探しましたが、やっぱりありません。紛失確定です…

 

Security Guy(警備員)と遭遇

もう一度カラカウア通りに戻って、付近を探すことにしました。やはり何度探してもありません。

すると、「Security Guy」と書かれた制服を着た男性と女性の2人組が通りました。すでに11時は過ぎていたと思います。深夜になる為、警備員がパトロールをしていたのでしょう。

警備員に、パスポートを落としたが見ていないか、聞きました。無線で連絡を取ってくれて、他の方にも聞いてくれましたが、無いとのこと。「もう見つからないかも…」とショックを隠せない様子の私に、その警備員の2人がこう言いました。

 

「そんなに悲しまないで。財布はあるんでしょう?パスポートだけでしょ?お金はあるじゃない!それなら、せっかくハワイにいるんだから楽しまなきゃ!パスポートなんて、手続きすれば日本に帰れるんだから、大丈夫!」

 

この言葉で、パスポートを無くした不安と張り詰めていた気持ちが一気にほぐれ、涙が出てしまいました。落とした自分が悪いのに、私を慰めてくれた2人の優しさが、心に沁みわたりました。今でもこの言葉は忘れられません。2人とも、本当に親身になってくれました。

 

警察での手続き&領事館へ連絡

その後、警備員の2人が警察を呼んでくれました。すぐにバイクで警察官が着ました。日系の人なのか見た目は日本人でしたが、日本語は話せなかったような、英語で会話した記憶があります。その場でパスポート紛失の手続きをして、「ポリスレポート(紛失証明書)」を手渡されました。

 

その後は、ホテルに戻って、日本領事館に電話をし、パスポートを紛失したことを連絡しました。この電話の時に、パスポート番号等を聞かれました。パスポートはコピーを取って、スーツケースに入れておいたので、この電話はスムーズにできました。

深夜だったので取次のみで、拾われているかの情報は確認できないとのことでした。また明日の朝、ご連絡しますと言われ、電話を切りました。

友人にも迷惑をかけて申し訳ない気持ちと、パスポートが悪用されるかもしれないという不安もあってなかなか寝付けませんでした。

 

パスポートが見つかる!

次の日の朝、私のケータイに、日本領事館の方から電話がありました。

なんと、私のパスポートを拾ったという人から連絡があったとのこと!!!

「良かったーーーー泣」

本当に安心しました。迷惑をかけっぱなしだった友人達も、一緒に喜んでくれました。昨日の警備員の方にも報告したかったです。

 

パスポートが戻ってくるまで

領事館の方から、「拾った人は男性で、モアナサーフライダーに宿泊しているそうです。直接会って受け取りますか?それとも、我々が間に入りますか?」と聞かれました。

私のパスポートを拾ってくれたので、親切な方だとは思いましたが、落とした自分が悪いのに、男性ということで少し怖くなってしまいました。それに、私の友人もみんな女性でした。友人と相談した結果、申し訳ないですが、領事館の方に間に入ってもらうことにしました。

取り持ってもらう事をお願いしたら、「それでしたら、パスポートを受け取ったら、またご連絡します」とのことで、一旦電話を切りました。そしてその日の午後、領事館の方から連絡があり、1時間後に待ち合わせをしてパスポートを無事受け取りました!

領事館の方から、拾ってくれた方の電話番号を教えてもらい(先方に了承を取ってもらってます)、お礼の電話をしました。何かお礼をと言ったのですが、「お互い旅行中ですし、楽しみましょう」と言って頂きました。電話中も、とてもフレンドリーな方でした。怖がってしまって、申し訳ない気持ちになりました。

 

こうして私のパスポート紛失事件は、無事見つかるということで、幕を閉じました!

親切な方に拾ってもらって、幸運でした。そして日本人が多いハワイでよかったです。

 

 

パスポートを紛失した場合の対処方法

ここで、パスポートを紛失した場合の対応方法をまとめます。

 

まずは警察へ

すぐに警察へ連絡して、「ポリスレポート」を発行してもらいます。

 

在ホノルル日本国領事館へ

次に、日本領事館のパスポート係へ電話し、拾った人がいないか念のため確認してみましょう。見つからない場合は、「帰国のための渡航証明書」を発行してもらい、帰国することになります。この電話で、必要書類を確認し、用意してから領事館へ行きましょう。

ちなみに必要書類は、以下の在ホノルル日本領事館のサイトに記載されています。

各種申請・届出 : 在ホノルル日本国総領事館

 

ここに記載されている書類の中で、ネックと思われるものが、「本籍地が確認できる書類(発行から6ヶ月以内)」もしくは「本籍地記載の運転免許証」です。

現在の運転免許証は、本籍地の記載が無くなっていますよね。そして、本籍地が確認できる書類を旅行に持っていく人は、少数派と思われます。ちなみに私は、ハワイに限らず、今までに一度も持参したことはありません。

ここで助け舟?になるのが、「短期滞在の場合、やむを得ない場合はパスポートの写しで可」です。「印刷されたもの」とあるので、スマホで写真を撮るのではなく、しっかり印刷して持っていきましょう

そして恐らく、発行までには、数時間はかかると思いますので、時間には余裕を持った方がいいですね。

 

 

終わりに

パスポートを紛失した場合、多くの労力と時間が奪われ、精神的なダメージを受けます。私の場合は、幸運にも親切な方が拾って頂いたので、精神的なダメージは少なくすみましたが、労力と時間はそれなりにかかっています。

もちろん紛失しないように行動することが基本ですが、盗難に合う等、自分でコントロールできないこともあります。万が一の場合に備えて、旅行前にしっかり準備していきましょう。

 

私も、今は小さな子供を連れての旅行なので、今後の海外旅行には、戸籍記載の住民票を用意して、持って行こうと思います。